クリスマスイブだからみんなでお揃いの電飾を作ろうセミナーにやって来ました pic.twitter.com/HOkl6wptCv
— 奇行太朗 (@kiko_taro) December 24, 2022
技能試験会場と作業スペース
筆記試験とは別会場になるので、筆記試験合格後に送られてくる受験案内をよく確認しておきましょう。筆記は大学の斜めになった机でしたが、技能は広い会議・研修スペースに設置された水平な机(2人がけ)でした。
実際の試験時間は40分。ですがその前に①注意事項の説明②部材と問題用紙の配布③部材の確認作業などがあり、さらに試験後は分散退室になります。よって正味の着席時間は2時間近くにわたります。事前にトイレは済ませておきましょう。
作業スペースはあまり広くない可能性があるとテキストに書いてあったので60cm×40cmくらいの広さで練習して臨みましたが、実際はもう二回りくらい広かったです。ですがこのあたりの加減は恐らく試験会場によるのでしょう。保護板がわりの厚紙は(おそらく)A3サイズでした。
支給材料等の確認
試験前の部材を確認する時間(公式では『支給材料等の確認』と呼ぶ)では、箱から取り出した各部材を箱に戻す必要はありません。しかし、待機時間もある中で机の上に沢山並ぶのもうっとうしいので、出しておいたままにするのはアウトレットボックスくらいで良い気もします。あとは、コネクタやスリーブの入った小さい袋は口を開けておくとか。
廃材入れ(ゴミ袋)の置き場所をどうするかが個人的に前々から気になっていたのですが、口を広げて部材の入った箱の上にふんわり置いておけば邪魔にもならずに済みました。
想定問題No.11
どの想定問題が出題されるのかは、部材の構成を確認する時点でほぼ見当がつきます。それに加えて、配布された問題用紙が表面から透けています。違反行為をせずとも問題がなんとなく見えます。開始時間まではそれらを元に脳内シミュレーションをしていました。早速湧きあがる尿意をごまかしつつ。
出題は偶然にも先週くらいに作成したばかりの問題だったので、手順等はおおよそ頭に入っていました。いちばんの懸念は尿意でした。
試験本番
試験が始まればまずは複線図の作成です。複線図は問題用紙の余白に書くことになりますが、そのスペースはだいたい20×15cmくらいのスペース。特に狭いとは感じませんでした。
(主にケーブルの色を描き分ける目的で)色付きのペンなどを使用することが認められていますが、時間がもったいないので全て黒鉛筆で書く派でした。
複線図が終わればいよいよ現物の作成。おおむね練習通りに作りきったのでつつがなく終了。受験番号と名前を書いた名札は試験後に取り付ける時間が設けられますが、ほとんどの人が時間内に取り付けまで行っていました。
試験開始前からひしひしと感じていた尿意を無事いなしながら提出・退場まで済ませることができました。
Web結果発表
結果発表は試験からおよそ一ヶ月後。筆記と違って自己採点のしようが無いのでただ結果を待つのみでした。当日12時に試験センターのサイトにアクセスし、合格を確認しました。よかったよかった。
いちおう取っておいたこの余り部材たちともようやくおさらばできるぜ pic.twitter.com/0B5fK2tRUw
— 奇行太朗 (@kiko_taro) January 27, 2023
免状発行
運転免許と一緒で、試験に合格しただけでは資格ではありません。追って送付される合格通知をもとに、住民票を置いている都道府県に免状の発行を申請します。
埼玉県では電子申請(Web)ができたので、証明写真のjpgデータと運転免許証を準備して申込みました。
発行料の着金が確認されてから1ヶ月後、免状が簡易書留で届きました。
顔写真付き身分証明書こと第二種電気工事士免状を入手しました pic.twitter.com/h3QUxBq5Km
— 奇行太朗 (@kiko_taro) 2023年3月21日
感想
【筆記】
電気に関する基礎知識を身に付ける機会になり、普段何の気なしにお世話になっている電気設備についても施工に関するルールを知ることができました。今まで経験してきた資格試験の中ではより技術的な内容だったからか、いままで知らなかった世の中の仕組みが少しだけ明らかになった感じが楽しかったです。
ただ、その引き換えにとも言うべきか、理科(物理?)的な要素や数字を相手にしなければならない範囲というのが避けては通れないので、その辺りは興味の有無や向き不向きはあるかと思います。
【技能】
ここまで手を動かす試験初めてでした。
途中、自分のやっていることが合格基準に適合しているのか(不合格要素を見落としていないか)なんとなく不安に思うこともありましたが、一般的に独学がメインストリームな資格(と信じている)ので基本的にはどうにかなると思います。正直、受かるためだけを考えれば筆記とは全く異なる要素が求められます。図工が好きだった人なら楽しいです。