うにょら~堂

関東在住のへなちょこ社会人(バイク乗り、たけのこの里派)が思ったことや行ったところについて書きます。

第二種電気工事士 受験記録【1】準備~筆記試験

unyora-d.hateblo.jp

 

受けた人について

こんにちは、31歳妻子持ちサラリーマンです。

勤務先は機械メーカーの調達なので業務上資格が必須となるケースはほぼ皆無ですが、知識・スキルとしてあるに越したことはないよね的ノリで、新卒入社から7年の間に色々な資格試験をちまちまと受けています。

 

第二種電気工事士試験とは

雑にご説明すると、家庭のスイッチやコンセントや照明を取り付けたり取り換えたりする事ができるようになる国家資格の試験です。電気に関する基礎知識と施工に関する決まり事を習得します。

(厳密な内容は各自お調べください)

取得を目指した理由

・担当業務として電気工事・部品に関わるようになった

・機械の制御系として電気・通信は今後拡大方向であることが必至

・電気に関する知識が高校物理(赤点)止まり

 ⇒電気に関して分かっておいた方がいいよね、配線図も多少読めるといいよね、ついでに勉強するならハク(資格)が欲しいよね

 

ということで、電気系の国家資格でいちばんの初歩にあたる同試験を受けようと思いました。

ちなみに、次のステップに位置する第一種電気工事士は、実務経験が必須となる資格なので現在の環境(職務内容)では受けて合格しても資格を有する事ができません。

 

試験概要

第二種電気工事士試験は年2回(前期・後期)の受験チャンス。筆記と実技の2段階がそれぞれで実施されます。

 

<筆記>

電気に関する基礎知識、器具の名前や用途、配線図の読み取りなど(全問4択形式、全50問)

<技能>

配線図をもとにケーブルの加工や接続を試験会場で行い現物を提出する(一か所でも重大な欠陥が認められると一発アウト)

 

筆記試験に合格した人だけが技能試験に進めます。技能で落ちた場合、次回以降の筆記を免除とする措置もあるようです。

 

勉強スケジュール

2022年後期の場合は、10月下旬に筆記、12月下旬に技能がありました。

どう対策したのかはそれぞれご説明しますが、勉強時間としては筆記対策に50時間程度、技能対策に20時間程度かかったと思われます。

 

7月 筆記試験ゆるゆる勉強開始

8月 勉強中断(転職活動)

10月 筆記試験対策再開

10月30日 筆記試験当日

11月 技能試験対策開始

12月24日 技能試験当日

 

使用教材

試験概要を一通り調べたところで用意した参考書と教材はこちら。

(テキスト)

(過去問)

(技能テキスト)

(技能練習用部材)

(技能工具セット)

(※そうこうしているうちに書籍関係は次年度版が出ていたので差し替えています)

全部メジャーどころにしておきました。この手のお勉強は何を選ぶかじゃなくて最後までちゃんとやるかやらないかが90%くらいなので、奇をてらう必要は無いというのが持論です。

技能試験用のキットは何回分買うか迷いましたが、対策に割ける時間的にも一回分が限度でした。

 

筆記試験対策

試験勉強に割ける時間が限られることが明らかだったので、筆記試験は早めに準備を始めました。短期集中する時間を確保できる見込みがあったなら1ヶ月前あたりから始めていたと思います。比較的長期にわたってちまちま進めた結果、トータルの勉強時間はよく分かりませんが、多く見積もっても50時間くらいだった気がします。

 

筆記試験勉強(テキスト)

まずはテキストを一周読んで、一通り触れていきます。忘れてもいいので「ああこれ聞いたことあるぞ」くらいにしていくのが目標。各章が終わるごとに、最終章にある過去問のうち対応する分野を解いていきます。

時間を見つけてちまちま読み進める事およそ1ヶ月くらい。

 

筆記試験勉強(過去問)

テキストを一周したら過去問をバリバリ解いていきます。己の弱点をあぶり出しそこを各個撃破していく気持ち。とはいっても、ひとつひとつ完璧にしてから次に行くというよりは、とにかく触れる機会を増やすような気持ちで臨みました。

とか言いつつ結局過去問集は0.8周くらいしかできなかったんですけどね。

これもおよそ1ヶ月くらい。

 

実戦形式で過去問

テキストの巻末には前年度の過去問4回分が収録されていたので、筆記試験1週間前に模擬試験がわりにまとめて解いてみました(それまでは一問一答形式でしか勉強してない)。ここでようやく、試験時間2時間いっぱいいっぱいに使って解く可能性がほぼ無いことが判明。これ絶対に時間余るやつだ。実戦形式で過去問にあたるのは、テキストを一周した時点で一度やってみるべきでした。大学入試で得た教訓から何も学んでいないぞこいつ。

 

筆記対策仕上げ

まとめて過去問を解いたところで自分が点を落としやすい範囲が明らかになるので、試験前日~開始前はそこを重点的におさらいしました。

 

筆記試験当日

現住所は埼玉県なのですが、どうやら過去の試験会場を調べるに都内の試験会場の方がアクセスが良さそうだったので、試験地は東京都を選択しました。茗荷谷の某大学でした。母校以外のキャンパスに踏み入るのなんて何年ぶりだろうか。

試験問題は今まで解いてきた過去問よりもなぜか若干難しめに感じましたが、いつも通り淡々と解いていきました。というか問題用紙が大きい(A3冊子)。

試験時間120分のうち60分が経過すると途中退出が認められるのですが、60分で離席する人が思ったより多かったです。ここにいる人たちのうち3~4割が今日の筆記で落ちるはずなのですが、君たちそんなにさっさと切り上げていいのか?と要らぬ心配をしつつ、終盤の問題を解いてました。80分くらい経過したところで見直しも終わったので試験場を後にしました。

 

自己採点

筆記試験では問題用紙を持ち帰ることができるので、当日は自己採点用に自分の回答が分かるよう問題用紙に印をつけながら解くのがお勧めです。センター試験で習慣づけられたやつ。

公式の回答は試験翌日に発表されますが、民間(教材の出版社等)から当日中に結果速報が出るので、それを見て帰宅後すぐに自己採点しました。50問中39問正解(78点)でした。30問が合格ラインなのでそこそこ余裕を持ってのクリアです。

当日中に自己採点で結果が分かったので、さっそく翌日からは技能の対策を開始します。

 

Web結果発表(筆記)

筆記の合格通知と技能の受験票が発送される前に、Web上で合否を確認することができます。

受験した試験名を選択し受験番号を入力すれば、無事合格を確認できました。