うにょら~堂

関東在住のへなちょこ社会人(バイク乗り、たけのこの里派)が思ったことや行ったところについて書きます。

さほど濃くないけどヒゲ脱毛をした体験記【前編】

大して濃いヒゲでもないけれど、ふと思い立ってヒゲ脱毛をしましたので文章に残しておきます。

 

 

はじめに

簡単に自己紹介

・30歳会社員。
・毎日剃るがヒゲは薄い方。伸ばしても(たぶん)様にならない。
他人に強く勧める気もないけれど話のタネとして記録しておきます
 

なぜヒゲ脱毛をする気になったか

・毎日剃るのが面倒くさい
・剃った後の肌がバリバリになっている
・どうせ伸ばす気もない
⇒つまり不要なんだから根本的に無くしても良くない?
という実にシンプルかつ衝動的な理由です。脱毛をされる方の中には現状に悩んでいるような方も少なくないでしょうが、ぶっちゃけ僕は悩むというほどでもなく面倒だからというのが主でした。30代を迎えて少し肌のコンディションを気にしだしたのもあります。

 

第1回

体験予約

選んだお店はメンズ○BCでした。名前を知っていたからというだけで、ここにした決定的な理由は特にありません。通勤経路上にある店舗を選んでネット予約し、仕事帰りに向かいました。
 

脱毛の方式

脱毛といってもその方法はいろいろ。店を選ぶにあたってこのあたりについて下調べした方が良かった気もしますが、僕はほぼ無勉強で店頭へ行きましたし、店で聞いた話以外は今もよく分かっていません。
「レーザーで今生えている毛を除去する(都度施術が必要)」
「強いレーザーで毛根ごとサヨナラする」
などなど世の中には色々な脱毛方法があるようですが、○BCが売りにしているのは「電気脱毛」でした。これは、電極の細い針を突っ込んで電気を送り、毛を作り出す組織ごと破壊してから抜く(一度施術した毛根からは毛が生えない)という方式。聞くからに痛そう。
レーザーと比較したときのメリットとしては、1本ずつ確実に処理できること。ゆえに意図的に一部を残すデザインヒゲもやり易いこと、だそうです。ヒゲはすべて処理したい勢だったのでこのメリットは享受しませんが、僕の場合は色素の薄い(=レーザーの光を受けにくい)ヒゲが多く、面積当たりの本数も多くはないのでわりと電気脱毛向きだと言われました。レーザーだとヒゲの濃淡にかかわらず照射した面積(回数)で同じお金がかかってしまいます。……以上、お店の人の言う事なのでどこまで妥当な話か分かりませんがそれなりに納得のいく話ではありました。
 

来店、まずは説明を聞く

繁華街から一本外れた雑居ビルの3Fに店舗がありました。わりと見つけにくかったですが、目立つと入りにくい人もいるからでしょうか。
店頭のスタッフさんは見るかぎりでは全員女性。受付で名前を告げると、応対してくれたスタッフさんから脱毛方法や今後脱毛を続ける場合の流れについて説明を受けました。……が、これが長いこと長いこと
資料と映像を見せられ、その後さらに口頭で説明を受けるのですが、結構な割合が重複している。
しかも、ただ聞かせるだけにしたくないからか、聞き手の僕にも参加を求められました。
「こちらが施術後の写真となりますが、施術前と比べて何か気付くところはありますか?」
「えっ(ヒゲがなくなった以外に)何かあるんですか……?」
(たぶん「スッキリしましたね」とか「綺麗ですね」とか、相槌に近いような感想を求められていた)
そんなこんなで、体験スタートまでに1時間を要しました。
 

体験脱毛スタート

予約時の注意書きに、施術当日は髭剃りを行わずに来店するよう書いてありました。人の目でひとつひとつ毛穴を探し出し、人の手で一本一本抜いていくためです。僕のヒゲは伸びが遅いので体験脱毛では丸2日剃らずに行ったのですが、それでもちょっと短かったので2回目以降は3日剃らずにおくようにしています。
体験では150本のヒゲを抜きます。通常1000円のところをキャンペーン中で500円。後々具体的に分かる本コースの価格と比べればタダ同然の設定です
カーテンで目隠しされた個室に通され、ベッドに横になり、ライトの光を遮るためのアイマスクを着けさせられます。施術箇所を消毒したらいよいよスタート。
 
①毛穴に電極針を刺す⇒②電気通す⇒③毛を抜く
 
これの繰り返し。人の手で1本ずつ丁寧に抜かれていきます。アイマスクをしているし自分の顔面の出来事なので、何が起きているか目の当たりにすることはできません。そして痛いのは①と②の工程。細い針がプスッと刺されたような痛みと、ものすごいピンポイントでつねられたような痛みが交互に襲います。これを150回繰り返しました。
今回の脱毛範囲は顎の前側部分。施術中はスタッフの方と世間話をしていました。部位次第のようですが喋りながら抜けるなんてすごい。
痛みについては事前に「正直に言います、痛いです」と言われていたので若干ビビりつつ臨みましたが、覚悟していた程の痛みではありませんでした。全身を強張らせていたものの平静を装えるレベルです。が、今回抜いたのはヒゲの中でも一番痛くないエリアだったことを次回知ることになります。
 

体験脱毛終了

抜き終わった150本を見せてもらいましたが、表面に出ていたよりもはるかに根が深かったようで、想像以上&見た目以上の長さの毛たちティッシュの上に並んでいました。150本抜くのにおそらく30分も掛かっていません。ヒゲを抜いた顎に冷却用のジェルを塗られ、しばらく個室に放置されます。
 

入会案内

ジェルを拭ったら、ヒゲがなくなりツルツルになった顎(の一部)を見て触って確認。いよいよ入会およびプランの紹介です。入会金のような固定費用と、単価×本数の乗算でお値段が決まります。もちろんボリュームが増えるほどヒゲ1本あたりの単価は下がりま
 

いま生えているだけがヒゲではない

つまり契約するかしないか、するなら何本抜きたいかを決めるのですが、この時考慮されるのがトータルの毛量。ある特定のタイミングでヒゲとして見えているのは、毛根全体の15%程度にしかならないそうです。僕のあご廻り・口廻りには計700本程度のヒゲがあるそうなので、潜在的な毛も含めれば5000近くあることに。
300本、1500本、3000本の3プランを提示され、勧められるがまま1500本のコースを選びました。最終的には3割くらいのヒゲがいなくなる算段ですが、話を聞くに15%というのは産毛も含めた割合のようなので、実感としては3割以上になるのではと期待しています。ちなみに気になるお値段は16万円ほど。カードで一括にしましたが分割払いもできるってよ。
 

体験終了

本コース最初の施術日を決めたらその日は終了です。最終的に2時間近く店にいました。前半の話を聞くところですっかり疲れました。
この日はアフターケア用のパックを貰い帰宅。当日含め3日分のパックを貰いましたが、必要面積に切り分けて使った結果、今でも未開封のまま余らせています。抜いたエリアは1週間くらいツルツルのままで、しばらくしたらチロチロと生え始めていますがかつての勢いはありません。
 

第2回

本コース初回

体験脱毛から2週間後。いよいよ今回から容赦なく毛が抜かれていきます。プラン内容や抜く箇所を簡単に確認したら、さっそく施術スタート。序盤から聞き疲れた前回と打って変わって早々に始まったのでありがたかったです。
ヒゲを抜かれながらスタッフと話していると、その方は四国某所のご出身であることが判明。その土地の観光スポットと食事の話をしていました。最初の方は。
頬⇒顎⇒口下⇒鼻下の順に抜かれていったのですが恐らくこの順番には理由があって、後になるほど痛みが強い場所です。皮膚の薄いところほど痛いです。つまり鼻下中央付近が一番痛いです。顎では「チクッとするなー」程度で耐えられた僕も、口周りにさしかかると勝手に涙が出て来ました。終わった後はじっとり汗をかいていました。
金を掛けてまで痛い思いをしに来て一体僕は何をしているんだろう……美容って大変なんだな……でも女性の方がこの手の苦労は比較的いっぱいしているんだろうなすごいなーっていうかお姉さんにちくちく痛めつけられに来ているこの状況って受け手の解釈次第では割とご褒美じゃね?
という思考をめぐらせることおよそ一時間弱。520本という前回の3倍以上の数を抜かれました。顔じゅうの目立つヒゲがほぼ全ていなくなってつるつるになりました(ニキビになっていた付近だけ見送られました)。
 

スキンケア品の売り込み

施術が終わって受付に戻ると、肌の様子を見るから手首内側を出せと言われました。そのあたりの肌がいちばんキメ細かいらしいです。手首にカメラをあててモニタでその様子を観察したら、次はヒゲの生えていた頬の観察。そして現れるオリジナルスキンケア商品の一覧表。化粧水・乳液・パックなどのセットが4ランクくらいのシリーズに分かれてそれぞれ存在していました。当然最初は一番高いやつを紹介され、廉価(といっても僕目線めちゃ高い)なものへとシフトしていきます。
さっそく今日から始めてみませんかと勧められましたが、「考えておきます(ニコッ)」の一点張りで回避しました。すると、元々プランに含まれているアフターケア用の美容液・パック・保湿クリームたちが登場し、使い方の説明が始まりました。いや元々あるんじゃん(入会時の説明でプランに含まれている事を覚えていました)。
でもたぶんスタッフさんたちのノルマなんかはこの売り込みに掛かっているのでしょうから、大変だろうなと思いつつ失礼の無いようお断りしました。
この時渡された美容液・パック・保湿クリームは当日含む3日間にわたって風呂後に使用します。ちなみに美容液とパックは冷蔵庫保管です。
 

施術後の感触

前回体験の時にも施術箇所は若干腫れてヒリヒリしましたが、今回も同様に1日半ほど経てば腫れはすっかり引きましたヒゲがマスクに引っかかるような感触が激減し非常に快適です。しばらく経てばまたヒゲが生えてきますが、前ほどの量ではないので髭剃りがかなりマイルドに済みます
 

第3回

本コース2日目

前回来店時に次の日程を決めていました。今回もまた仕事帰りに店へ向かいます。
ひととおり抜いてすっきりさせて貰いましたが、本数は190と前回の半分にも満たない数です。そりゃそうだ明らかにヒゲさんたち生え戻っていなかったもの。
痛みの程度はもう分かっているとはいえ、鼻下の毛を抜くときにおのずと出てくる涙は止められません。アイマスクを外した後、ティッシュで涙を拭かれました。
 

プラン追加のお誘い

施術後、次の日取りを決めてさようならと思いきや、施術してくれた女性とは違う男性スタッフが出てきて今後のことを話したい」と言い出します(この時初めてこの店に男性スタッフがいることを知りました)。
いわく、顎の前寄りに埋もれ毛が多く、このまま進めると顎の部分だけ目立ってしまうのではないかとの事。「このあたりをより重点的に~」「およそ400本くらいかなと~」と、なんだかはっきりしない物言いが続きます。「と言いますと?」「それは現在の1500本のプランのうち残り800くらいの中でやるということですか?」と聞くうちに分かってきたのは、要するに現在のプランにもう400本分ほど追加するのはどうか』という営業のお話でした。「結構です」と1往復ですっぱり断られることを避けるために遠回しな言い方を徹底していたようです。
1回目のスキンケア商品の時にも思いましたが、(商売上やむを得ないのは理解しつつも)営業の文句が回りくどすぎる。でも、「今の1500本が終わってから考えることにします」と言ったらすんなり引いてくれたのでまあ良しとしましょう。恐らく業界大手であろう○BCでこれなら、規模の小さな企業だとこのくだりのやり取りは一層面倒なのかもしれません(あくまで憶測)。
 

次回予約は見送り

先述の通り、今回は3週間ぶりでも190本しか抜けませんでした。もう少し生えそろうのを待ちましょうという事で、次回は1ヶ月以上空けることに。あまりに期間が空くので予約は後日電話でする事になりました。そんなに生えてない状況なのにこのタイミングで400本追加を持ち掛けたのはどういう魂胆だろうかいやむしろ状況的には追加の話を受けて貰えるとしたら今回が最後のチャンスと判断したのでしょうか。
初回の体験脱毛を含め、これまで抜いたヒゲは860本。契約したプランの残りは790本です。