リアル謎解きゲームin丸の内
「時空の迷い人と不思議な書物」
をプレイしてきたので概要・感想・所要時間等をまとめてみます。
【イベント概要】
謎解きのキットを購入し、実際の街(丸の内)を歩きながら謎解きを進めるゲームです。
プレイを開始するためにはキットを購入する必要があり、
①各プレイガイドで前売りを予約し現地で引き換え
②丸の内の書店(2箇所)の店頭で購入
の2通りがあります。
開催期間は2017年4月1日(土)~5月31日(水)。
昨年秋~冬にもこの丸の内で同じ主催者のもとに謎解きイベントが実施されていました(以後『前回』と呼称します)。ゲームシステムなどは類似していますがそれぞれ単発の企画なので、前回イベントの経験の有無関係なしに楽しむことができます。
リアル謎解きゲームin丸の内「魔法にかけられた神秘の街」をやってみた
(↑↑前回の謎解きゲームin丸の内の感想記事)
スタート #丸の内謎 pic.twitter.com/VjWpAkryOF
— 奇行太朗 (@kiko_taro) 2017年4月2日
【プレイ概要・所要時間】
開催から間もない4月2日、午前10時から謎解きスタート。
基本的には丸の内エリアを歩き回りながら謎解きをすることになります。範囲としては有楽町にほど近い部分から実質大手町までを広々と使います。
移動には丸の内シャトルバス(無料)の利用が推奨されており、実際ゲーム上バスを利用しなければならないタイミングも。
期間内であれば時間帯を問わずプレイできる部分が大半ですが、キットの販売or受け取り時間、かつ丸の内シャトルの運行時間内で行うのが無難でしょう。また、日没後は街中のヒントが見えづらくなる可能性もあります。
ネタバレをするつもりはないので内容は差し控えますが、難易度は前回とおおよそ変わらないorやや難しめ。とはいえ、最初から最後までそれほどつっかえることなく進行しました。全般としては楽しかったです。
最後の謎はメトロの地下謎ですらやったことのない新しい手法がカギで、そこには多少考える時間が要りました。リアル謎解きゲームin丸の内は前回も最後の謎だけが頭一つ抜けた難度でしたが、今回もおおむね同様です。
あまり時間は考えずにぬるっと謎を解き進めたところ、正味の所要時間は3時間弱でした。(昼食等の謎解きに関係ない時間を除く)
クリア。あとでまた記事書きます。 #丸の内謎 pic.twitter.com/cat1eh1NbH
— 奇行太朗 (@kiko_taro) 2017年4月2日
丸の内シャトルは遠回りにならない範囲でそこそこ利用しています。とはいえ、丸の内シャトルは体力温存にこそ寄与するものの、時間短縮という面では大して影響ないように思います。10分以上の間隔で走る巡回バスを待つのとさくさく歩いてしまうのとでは、下手すると歩きの方が早いです。
またプレイヤーの層ですが、開催から2日目だったこともあり他プレイヤーをほとんど見かけていないので分かりません(小学生くらいの親子連れと1度すれ違っただけ)。
ただ、難易度やシステムに大きな変化がないので前回同様20~30代がメイン層になるのかなと見当をつけています。
内容的には小学生くらいからできるとは思うのですが、丸の内という場所柄と、ゲーム進行を(スマホ等の)ブラウザ機能に頼る点がそうさせるのかなと。
【感想】
※これからプレイしようとする人向け
「地下謎」よりは難しくありません。解けなくてつっかえるポイントは最後くらいだと思います。しかもその部分は帰ってからでも解けます。
全ての謎はヒントがあり、ゲーム画面から呼び出すことが可能。ですが「そこまでは分かっとるんじゃい!」感がすごく、あまりヒントになっていないので万が一ドツボに嵌まると抜け出すのが難しい可能性はあります。
丸の内という限られたエリア内で歩きメインで行うので、「地下謎」以上に「道中のお店や飲食を楽しみつつぷらぷら進めていく」スタイルをお勧めしたいです。せっかくの丸の内ですしね。ただしあの辺の飲食店は高い店が多めなので気を付けてください。
なんだかんだ歩くのは疲れるので丸の内シャトルは積極的に利用しましょう、無料ですし。ただし時間短縮にはあまりなりません。時間には余裕を持って臨んでください。余談ですが4/1,2は「さくら祭り号」という特別ルートで運行があり、下手に乗り続けると御茶ノ水まで連れていかれる状態でした恐ろしい。
そして、ゲーム進行はスマホ等のブラウザ機能に依存するので、機器の充電は十分に。
【感想】
※ネタバレはありませんがこれからプレイしようとする人向けという訳でもない
・謎解き部分
「地下謎」の方が凝った問題は多い印象です(その分難しいとも言える)。が、最後の謎は「地下謎」に匹敵するセンスだったと個人的には思っています。
前回からそんなに時間が経っていないのに、エリアを同じくして違う題材を見つけているのはすごいなーと。
……ネタバレしないとなるとそれくらいしか書けませんな。
・システム面
ゲーム進行はほぼすべてスマホのブラウザ機能に依存します。
個人的にはもうちょっとスマホに頼らないゲームシステムにならないかなと思っています。最大限キットだけであれこれ考えて進める方が楽しい気が。なにより電池切れが起きればそれまでですし……。
それと、いわゆるメタ発言に対する指示や言及が減ったようにも。「結局ここには何を入力すればいいの? そこに行って解いた謎? ……あ、まずは場所の名前でいいのね」といった具合に、ストーリーの展開は分かってもそれに対してプレーヤーが何を求められているのか分かりづらいところがあった気がします。……いや、それも含めて謎解きだとかそれはお前の理解力がとか言われたら何も言えないんですががががが。
・キット
前回は取っ手の付いたクリアファイルでしたが、今回はA6くらいの薄い紙箱です。
もっと持ち歩きやすい形態は無いもんかなーと思いつつ、キットの取り回しが煩わしいのは街歩き系謎解きでは毎度のことだった。結論、僕個人の荷物管理の問題なのでコインロッカー等を利用して余計な物は持たずに臨みましょう。
なんか最後の方色々ダメ出しっぽくなっていますが、全般楽しみながらプレイしていました。もう4月なのにやたら寒かったのがとても残念ですハイ。
期間は(現時点では)2017年5月末まで。
キットが売り切れればまた重版なり期間延長なりするんだろうなとは思いますが、気になる方は是非お早めに。
※参加方法、開催概要等については公式情報をご確認ください。一応確認はしていますが実際と異なっていた場合も責任は負いかねます。