『地下謎への招待状2017』をプレイしてきたので、例によって概要・難易度・所要時間・感想等をまとめたいと思います。
概要
謎解きのキットを購入して、そのキットに含まれるアイテムと街や駅構内の手がかりをもとに謎を解き進めるゲームです。
東京メトロのこの企画は今年で4回目。キットやポスターになっているテーマカラーは青→赤→緑→黄と変遷しています。来年は紫あたりでしょうかと勝手に予測。
始めかた
ゲームに必要なキットは銀座・池袋・新宿・渋谷・上野の定期券売り場で購入可能。メトロの24時間乗車券も付いてくるので、キット購入だけですぐに謎解きがスタートできます。ちなみに英語版は新宿と上野で購入可能です。いつか英語版をプレイしてみたい。
キットは一式2160円。キット毎に乗車券が付いてきますし、皆で各々一斉に謎解きができるので、ケチらず人数分の購入をお勧めします。今年から、2セット以上購入したらオリジナル小物入れが付いてくるようになりました。
キットを購入したら早速謎解きを開始。謎を解かないと次に行くべき場所さえ分かりません。こうやって謎を解いて地下鉄で移動して、時には謎を解きながら地下鉄で移動して、最後の答えまでたどり着くゲームです。
ちなみに今回、キットの他に自販機で飲み物を買わなければならないタイミングがあるので100円玉だけ握りしめておきましょう。謎解き中に購入を指示されます。
所要時間
途中で食事を挟みつつ、ゲームプレイに要した正味の時間は4時間でした。およそ半日ですね。スタート駅や移動の仕方で多少前後するでしょうが、よほど急がない限りはだいたいこのくらいの時間が掛かるかと思います。
今日は地下謎。 pic.twitter.com/8ONyF4nxni
— 奇行太朗 (@kiko_taro) 2017年11月19日
ナゾトキ街歩きゲーム「地下謎への招待状2017」のすべての謎を解き明かした!! https://t.co/YmYGREQ8NV #地下謎 @realdgameより
— 奇行太朗 (@kiko_taro) 2017年11月19日
早く終わらせたところで特別何かある訳でも無いので、腰を据えてゆっくり謎を解きがてら途中で茶をシバいたり食事したりどさくさでちゃっかりデートっぽいことをするといいと思います。休み休み丸一日かけてプレイなんて優雅で良いですね。
キットに付いてくるのは24時間乗車券ですが、別に1日で終わらせなければいけないものでもありません。それこそ「1日で終わらなかったね」なんて言って後日普通の24時間乗車券を別途購入して、どさくさで複数日に跨ぎデートでもすればいいと思います(ただしその時もキットに付いてきた期限切れの乗車券は持っておきましょう)。
内容
(ネタバレはありません)
謎を解くことと地下鉄に乗ることをひたすら続けます(と書くとつまらなそうですが楽しいです)。
謎を解くヒントを見つけるために駅構内を練り歩いたり、場合によっては屋外へ出ることもあります。結果、必然的にそこそこの距離を歩くことになります。ある程度歩きやすい格好で臨みましょう。
謎解きにあたっては、①謎解きに詰まってヒントを見たい時②最後の謎の答え合わせをする時にだけ、ネット環境が必要になります。最後の謎は毎度のごとく家に持ち帰ってから解くこともできます。
感想
地下謎はいつもいつも「あーこういう解き方するやつね」という「どこかでやったことある感」が全く感じられないのが本当にすごいと思いますし楽しいです。
例年何かしらの形でやっていたとある謎解きの手法を今回は封印していて、その代わりにとんでもない変わり種が仕込まれていました。ひとつだけ言うとすれば、やはり使わないものは無いということ。
そして、「行先が分からないまま地下鉄を乗り降りしなければならない」要素は昨年もありましたが、それがさらにパワーアップして不安(=ワクワク)倍増でした。とはいえ謎の解法に無理矢理感はほぼ無いので、要らぬところで手詰まりになることはありません。
謎の難易度は総合的には例年通りだとは思いますが、シンプルに難しい謎というよりは「そうきたか」という発想力勝負の鮮やかな問題が多かったような印象です。ただこれなんか毎年言っているような気がします。だけど毎年思わされるということは初めての方もそうじゃない方も存分に楽しめるのではないかとそう思います。
ノーヒントで解ききったのでヒントがどういう出され方をしているのかは未確認ですが、「解き方これで合っているんだろうか」と出題側の意図と違うところでの迷いはほとんどありません。分からない時は分かりませんし分かった時はものすごくスッキリです。
アドバイス
1.ある程度よく歩きます。歩ける装備で挑んでください。
2.とことんなんでも謎解きに使います。無駄に終わるものは基本無いのでひたすら疑って掛かりましょう。
年々プレイヤーが増えているように感じるこのイベント。今回はうまいことその人の多さを分散させたり、あるいは大挙しても問題ないロケーションだったりと謎以外の面でもしっかり考えられているなあとしみじみ思いました。
みちか先輩。
同じSCRAPが制作している『下北沢謎解き』も同じくらいお薦めなのであわせてどうぞ。下北ビギナーでしたが全く問題なく楽しめます。