きつねまみれ日記。
現在地を公開してみます。
— 奇行太朗 (@kiko_taro) 2017年4月15日
蔵王キツネ村〜磐梯吾妻スカイライン〜会津若松を予定してます。 https://t.co/PYpANRaOLV
(↑現在地の公開は当日中に終了しています)
朝6時ごろに家を出発し、東北道を爆走して白石ICで下りる。ここまで約5時間。ぐいぐいと高度を上げつつ山道を登った先に、『宮城蔵王キツネ村』があります。
なぜゴリラがいるんだ。
キツネ村内もそこそこ臭いますが、手前200mくらいのあたりの道がいちばん臭いました。バイクはね、臭いと雨と危険を感じるんだよ。
キツネメインで飼育している動物園は日本、いや世界でもかなり珍しいそうです。ちなみに全頭が村内の養殖で、エキノコックスに対しても万全の対策をしているとのこと。
「ブラブラするもの(キーホルダー等)に興味を示すから気を付けろ」
「追いかけてきたら対面して前進しろ。逃げるとキツネは追いかける」
「絶対に手を出すな」
「噛まれると痛いぞ」
「一ヶ月くらいずっと腫れて痛いぞ」
と、一通り脅し……もとい注意を受けて入場。料金は1000円です。
園内に突入すると、ほーらすぐに
うさぎさん。
やぎさん。
……いや、ちゃんとメインはキツネです。
でもなぜかウサギやモルモットやヤギやポニーやカラスまで飼育されている。
キツネのいるところはフェンスでぐるりと囲まれた広大な檻の中で、その中に放し飼いされています。人間がキツネの檻に突入するスタイルで、形としてはサファリパーク剥き身Ver。
ゆえに警告の文章もいたるところに掲示されています。
ゲートの中に入ると、キツネたちとの間を隔たるものは本当に何もありません。何食わぬ顔でその辺に寝ていたり足のすぐ横を通り過ぎたりします。かわいい。
キツネは我が物顔でその辺をうろついていますが、人間は決められた歩道のみしか歩けません。いや、それでもこの檻とてつもなく広いのですが。
その広大な檻の中に、キツネにえさをあげられるエサ場の小屋があります。
広さゆえにキツネは全体的にはまばらですが、ここの周りだけうじゃっといます。時折壁に向かって飛びついています。
二重になったドアからエサ場に入る。これはあれだ、いわゆるセーフハウスで、閉じ込められているのは人間の方だ。
エサ場というだけあって、この中でキツネにあげるエサを買えます。
1袋100円。中身はおそらくビーフジャーキー。まあそこそこ良心的な価格設定な気がします。小屋の中からこの袋をガサガサするだけで、キツネたちの目の色が変わる。
完全にごはん待ちの方々。すっごい目が合う。エサを投げ落とそうと手を持ち上げるとその挙動をひたすら追う。そして飛びつく。
蔵王キツネ村ああああああああああああああああああ pic.twitter.com/Dtk74CTkxv
— 奇行太朗 (@kiko_taro) 2017年4月15日
投げられたエサを巡って小競り合いもしばしば。鳴き声がカモメみたいなので音声はいまいち迫力に欠けますが、動きは俊敏です。
というかキツネの鳴き声をコンにした奴誰だ。本当に鳴き声聞いたことあるのかそいつは。全然違ったぞ。
わりと興味なさそうにしている方々もいますが、小屋の近くにいるということはなんだかんだ欲しいのだろう。ツンデレか。
なんだこの敷物は。(生きてます)
節々にハンドメイド感のあふれるキツネ村です。
僕はニコニコに上がっている日本一周動画でここを知ったのですが(ちなみに、バイクに乗りたいと本格的に思い始めた頃に見ていたのもこの日本一周動画です)、最近ではテレビに取り上げられたり外国人の間で話題になったりしているらしいです。この日の他の来場者も、おそらく半分以上は外国人でした。はるばる日本に来てこんなところまでわざわざ観光に来るのね……。
キツネたちはちょうど換毛期が始まったくらいの感じでしたが、冬場に来ればそれはそれは美しいモフモフたちに出会えるんじゃないかと思います。
キツネ村を離脱後、国道4号を走っていたらすぐそばの旧道に桜並木が。ついつい寄り道してバイクを停めました。
磐梯吾妻スカイラインを走りましたが濃霧と強風と豪雨に見舞われて冗談抜きに命の危機を感じたので、会津方面へ抜けず福島市街の方へ逃げてきました。……全身ぐっしょりで観光どころではないのでとりあえず東北道乗って東京へ向かおうと思います。 pic.twitter.com/yjtj1vxMR0
— 奇行太朗 (@kiko_taro) 2017年4月15日
この後磐梯吾妻スカイラインで雪の回廊をーと思っていたら、本降りの雨と暴風と寒さとシールドの曇りと視界20mの霧にやられ、本気で命の危機を感じながら通過しました。通過するのに精いっぱいで、写真は一枚も撮っていません。
当初は会津若松方面に抜ける予定でしたが、あまりにも怖かったので福島市側へ撤退。
山を下りると晴れていてそれがなんとも憎らしい。しかし停まってしばらくしていると雨雲がこっちに向かってきたのでしっぽ巻いて帰路に就きました。全身びっしょびしょで完全に心も折れていました。
控え目に言ってクソ寒い(びしょ濡れ) pic.twitter.com/xBYoqmj19J
— 奇行太朗 (@kiko_taro) 2017年4月15日
お土産はサービスエリアで買いました。
笹だんごとかもめの玉子、そしてずんだサイダー。……味は未検証です。